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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち|映画紹介|ロマン溢れる海賊の世界|“俺はキャプテン・ジャック・スパロウだ”

「海賊映画が観たい!」
「現実逃避して映画の世界に没頭したい!」
そんなあなたにおすすめの一本です◎

作品情報

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
(原題:Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl
2003年/アメリカ/143分
監督:ゴア・ヴァービンスキー
脚本:テッド・エリオット/テリー・ロッシオ/ジェイ・ウォルパート
【出演】
ジャック・スパロウ:ジョニー・デップ
ウィル・ターナー:オーランド・ブルーム
エリザベス・スワン:キーラ・ナイトレイ
ヘクター・バルボッサ:ジェフリー・ラッシュ

参考パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち – Wikipedia

予告編動画

あらすじ

18世紀、カリブ海の港町ポート・ロイヤル。総督の娘エリザベス・スワンは、子供の頃に漂流から救助された少年ウィル・ターナーが身につけていた「黄金の金貨」を今でも大切に持っていた。青年となったウィルは、剣の鍛冶屋となり、2人は互いに恋心を抱いていた。

そこに、小さな小舟に乗った一人の男が港に入る。男は伝説の海賊キャプテン・ジャック・スパロウ。その時、たまたま海へ落下したエリザベスをジャックが救うが、提督ジェームズ・ノリントンに捕らえられ、町の牢獄に捕らえられてしまう。

その夜、伝説の海賊船「ブラックパール号」が現れ、キャプテン・ヘクター・バルボッサ率いる海賊たちに町は襲われエリザベスが捕まってしまう。海賊たちの狙いはエリザベスが持っている「黄金の金貨」だった。

ウィルは捕らえられたジャックを逃し、海軍の高速船「インターセプター号」をたった2人で奪ってトルトゥーガで船員たちを集めると、エリザベス救出のため「死の島」イスラ・デ・ムエルタへ向かう
参考パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち – Wikipedia

「パイレーツ・ オブ・カリビアン」は世界各国にあるディズニーパークにある人気アトラクション「カリブの海賊」をモチーフにした作品です。東京ディズニーランドにもありますよね。

「ジョニーデップが主演のやつだよね…」「たしか海賊の…話だよね…」そんなイメージかと思います。ただこのシリーズはテーマはズバリ「自由」。少なくとも私はそう感じます。その第一弾です。悪党たちが大暴れするだけではなく、深いテーマを描いた素晴らしい作品なのです!!

「大航海時代」に繁栄した海賊たちの物語

舞台は大航海時代、スペインとイギリスが植民地を巡って派遣を争っている中の、現在のジャマイカの首都キングストン郊外に実在する町ポート・ロイヤルです。ポート・ロイヤルはもともとはスペインが植民地にしていた島でしたがイギリスがスペインから奪い取りました。そのポート・ロイヤルがあるカリブ海では海賊の巣窟でした。

その中でも名が知れ渡っていたのが海賊・ジャック・スパロウ。この変わり者の海賊ジャック・スパロウを中心に物語は進んでいきます。

当時の時代背景をきちんと描きながら伝説迷信・言い伝えなどが詰め込まれた作品で、「海賊たちのロマン」が描かれています。男の子なら誰もが大好きですよね。細かいところまで作り込まれた世界観に、まるで大航海時代にタイムスリップしたかのような感覚になります。

現実を忘れて、違う世界に浸りたい時にぴったりな作品ですね笑

陽気で変わり者の大海賊「キャプテン・ジャック・スパロウ」

この伝説のジャック・スパロウを演じるのがあのジョニー・デップです。彼はこの作品で有名になったといっても過言ではりません!!ジョニー・デップは当時の海賊は「ロック・ミュージシャン」のようだと解釈し、イギリスのロック・ミュージシャンのキース・リチャードとアニメキャラクターのペペ・ル・ピューの特徴を取り入れたオリジナルの海賊像を作り上げました。

陽気でどこか楽観的、そして独特な立ち振る舞いとろれつが回らない喋り方。一度見ただけですごく印象に残ります。ちなみにジャックはヨロヨロ歩きますが、これは船上での生活が長いため、船上で歩く時はよろけずに歩けるが陸ではそのクセでよろけて歩いてしまうそうです笑

そんなジャック・スパロウの根底にあるのは「自由」です。彼は常に自由を求めて行動します。実はただの陽気でおちゃらけた海賊ではなく、熱い信念を持った男なのです。

今作での敵は呪われた乗組員を従えるキャプテン・バルボッサ。この不思議な力をもつ相手にたいしてジャックはただの人間です。

そのジャックがどのようにしてそんな相手と戦うか、今作を観ればなぜジャックスパロウが伝説の海賊と呼ばれているのかが分かるはずです。

個人的な注目ポイント

今作には「海賊の掟」や迷信などがたくさん出てきます。

例えば「パーレイ」。作中では海賊の中で「交渉」の意味として使われます。海賊の掟のひとつで「パーレイ」と言われたら船長の交渉できるように面会させなければいけない。このおかげで作中のエリザベスは危害を加えられることはなく、敵の船長バルボッサのところへ行くことができました。もともとはフランス語の「話す」(parler)が語源だそうです。

他にも「待ってもこないものは置いていく」「船に女を乗せると災いが起きる」等、当時の海賊たちの中で守ってきたルールや信じてきた迷信がたくさん登場します。これは極限状態で生活し、常に死と隣り合わせだった海賊たちが生き残るために生み出した独自の文化なのです。

ぜひそんな海賊独自の文化に着目してご鑑賞ください!!!!